警備員の仕事には、課長とか部長みたいな一般的な肩書はありません。その代わりに、階級があります。隊長や隊長補佐、さらに資格を取って司令業務、ゆくゆくはセキュリティプランナー…という道があります。
警備の仕事で稼ぐつもりでしたら、どんなキャリアプランがあるのか理解しておきましょう。年収の違いを知ると、頑張る気になるかもしれません。
警備員の仕事は、チームを組んで行うことが多いです。そのリーダーとなるのが隊長です。
このポジションにたどり着くためには、警備業務検定の1級は持っておくべきです。施設警備、交通誘導警備、雑踏警備、貴重品運搬警備、核燃料輸送警備、そして空港保安警備…と、それぞれ有資格者が一定人数現場にいなくてはなりません。その場合、隊長が資格を持っていなくては話にならないのです。
隊長になれば年収は300〜350万円くらいにはなります。しかも、隊長から先にはステップアップの道が用意されていることが多いです。
参照元:転職サイト 比較Plus公式HP:警備員の年収はいくら?警備員として年収を高くする方法はある?https://www.tosho-trading.co.jp/career/keibiin-nensyu/
隊長の一歩手前。副隊長と呼ばれたり、隊長補佐と呼ばれたりします。その名の通り、隊長をサポートしてチームを率いる立場になります。警備業務検定も受けておいた方がよいでしょう。
ここまできますと、指導教育責任者の受験資格が得られるはずです。
応援としてあちこちを駆け回る段階から、現場に常駐するようになります。ここまできますと戦力の一人にカウントされてると言ってもいいはずです。
現場に常駐するようになりますと、さらにいろいろなことを任されるようになります。知識がついてきて、資格取得も視野に入れることになります。
ある程度仕事の仕方がわかってきますと、人手不足の現場に応援に行かされるようになります。この段階での収入アップということは考えにくいです。ですが、新人扱いからは脱出したと考えてもいいでしょう。
国家資格、民間資格をとっていくと、現場の管理やスタッフの教育といった責任ある立場を任されるようになります。
しかも有資格者は警備の現場に一定以上配置することが法律で決められていますから、会社も手放したくはありません。ですので待遇がよくなることも期待できるのです。
指令室から現場の警備員の指示を出すポジションです。機械警備で警備員を派遣する場合や、貴重品運搬警備などに必要です。
警備員指導教育責任者の資格を取ると、教育係というポジションにつくことができます。後進を育てるために必要で、有資格者でないと研修をすることもできません。
警備員として働くだけでなく、指導教育、また管制業務や営業をしたり、クライアントとの打ち合わせなどもするようになります。
年収は400〜500万円くらいになって、隊長の頃から比べるとかなりの収入アップになります。
参照元:転職サイト 比較Plus公式HP:警備員の年収はいくら?警備員として年収を高くする方法はある?https://www.tosho-trading.co.jp/career/keibiin-nensyu/
セキュリティプランナーは、防犯や防災を実現するための企画ができるプロフェッショナルのための民間資格です。ここまで来ますと警備業界のプロ中のプロです。
さらにその上位資格として、セキュリティコンサルタントというのもあります。
キャリアアップが明確な会社に入社するべし
これはあくまでも一般的な例で、入社する会社が必ずこうとは限りません。どんなキャリアがあるのか、明確に教えてくれる会社にいた方が、年収アップは目指しやすいです。
こんな感じで、警備の仕事は階級がありますし、資格もあります。新人の頃の給料は雀の涙みたいな額ですが、管理職に上がれば年収もアップします。
本人がしっかり働いて、資格を取得すれば、キャリアアップが射程圏内に入ってきます。資格取得費用は会社が負担してくれたり、資格を持っていると手当てをくれたりすることもありますから、資格取得は目指してみませんか!
警備の仕事別に「会社の安定性」「年間休日」「待遇」など、働きやすさに注目したおすすめの警備会社を紹介します。
【選定条件】
サンエス警備保障:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・交通誘導警備・雑踏警備……交通誘導警備を扱う7社・雑踏警備を扱う3社の中で、週一からシフト組める会社で、かつ売り上げが一番高い会社としてサンエス警備保障を選出。
・施設警備……施設警備を扱う19社の中で、HPで掲載されている待遇の要素、4項目「有給」「日払い対応」「研修費」の詳細がHP上で明記されているとしてサンエス警備保障を選出しました。
アルソック:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・機械警備……機械警備を扱う8社の中で、年間休日が120日あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアルソックを選出しました。
アサヒセキュリティ:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・貴重品運搬警備……23社で唯一貴重品運搬警備のみを扱い、年間休日が111日以上あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアサヒセキュリティを選出しました。
参照元:警備保障タイムズ:本紙独自調査 2022年警備業売上高ランキングhttps://kh-t.jp/articles/ranking2022.html