警備員の仕事はただ警備するだけではありません。仕事は現場だけではないのです。仕事について会社にしっかりと報告するのも大事な役目です。きちんと読まれる警備報告書を書きましょう。
警備報告書とは、いわば日報です。警備の仕事をしているのであれば、警備として働いた日時や場所、業務内容などを書いて、会社や上司に提出する必要があります。スパンについてはまちまちで、毎日出すようにという会社もあれば、もう少し緩いところもあるかもしれません。いずれにせよ、きちんと働いていることを伝えなければならない、大事な書類です。
そこで問題になるのが、警備報告書をどう書くか、です。警備報告書は日記ではありませんから、その日にあったことをただ書くだけではありません。もちろん何があったかを書くのが前提ですが、そこにアクシデントやトラブルを書くのでしたら、そこで自分がどう対応したか、その結果どうなったか、そして今後同じようなことが起きたときのことも考えて、再発防止策なども提案しなければいけません。同じようなトラブルが何度も起こっていれば、警備員の責任問題になるからです。警備員がしっかり働いているかどうかもこれで見られることになります。
警備報告書には、絶対に嘘やごまかしを書いてはいけません。何かあったのに何もないと書くとか、自分のミスを隠そうとして報告書をごまかすなどをすると、その場ではバレなかったとしても、何かの拍子に発覚したときに、書いた人の責任問題になります。警備員と会社だけの問題ではなく、警備している施設と会社の問題にもなってきます。たとえ書きたくないことがあったとしても、警備報告書はきちんと正直に書きましょう。それが自分自身を守るためにもなります。
警備報告書は、ただの書類ではありません。警備員がきちんと仕事をしているかどうかを会社に伝えるための大事な書類です。たとえ書くのが苦手でも、仕事としてやる以上はきちんと書かなければなりません。それが社会人です。