警備員には、さまざまな仕事があります。施設警備や保安警備、機械警備などです。そのなかで交通誘導警備の場合には、商業施設や道路、工事現場などで歩行者や車を誘導する際、誘導棒や手旗を使用して合図を送ります。今回は、手旗の合図について、ルールなどを詳しく解説していきます。
手旗は誘導旗とも言われており、紅白1本ずつの旗を使用して合図を送ります。赤旗は「停止」を、白旗は「進行」を意味します。手旗で出す合図には停止・進行・幅寄せ・徐行・後進の5種類がありますが、本記事では公道で良く使われる停止・進行・徐行の3つと、何も合図していないときの基本姿勢について解説していきます。
基本の旗の持ち手は、左手が赤で右手が白となります。基本姿勢は、両足のかかとを軽く接し、「気をつけ」の姿勢で背筋を伸ばし、旗を持った手は下に向けて自然に垂らします。左右を確認するときは上体をねじらず、頭だけを動かすことになっています。手旗は、雨が降っていない昼間に一般道路での交通誘導で使われ、高速道路では大旗を、夜間や視界が悪い場合は誘導灯を使用します。
車や歩行者など、誘導する対象を停止させるためには、高く上げた赤旗を左右に振る「停止予告」の合図を出します。身体を対向させ、赤旗を垂直に上げ、30センチ幅程度で左右に振ります。その後、「停止」合図を続けるために正対しつづけて、赤旗を肩の高さまで水平に保つ姿勢を保持します。
停止させていた車や歩行者などの誘導対象を進行させるには、白旗を下向きに大きく動かします。具体的には、まず進行方向に身体を向け、安全確認後、停止の合図を送っていた赤旗を下ろします。次に、白旗を水平に上げ、ひじを曲げずに大きく振ります。白旗を元の位置に戻し、水平にして、それを繰り返します。
車などに徐行をしてもらうときには、まず、車両の進行方向に対して身体を平行にします。そして、肩の高さで白旗を水平に持ち、手首のスナップで上下に小刻みに振ります。そのとき、手旗を振りながら5秒ごとにピッピッと短く警笛を鳴らします。
交通誘導警備の場合には、手旗の合図が多く使用されます。公道で良く使われる合図は、停止・進行・徐行の3つで、それぞれにルールがあります。本記事では簡単に3つの合図について解説しましたが、本格的に交通誘導警備の職に就く場合には交通誘導警備業務検定の取得もおすすめです。この検定は、駐車場での車の誘導とか、工事中の交通整理のための資格です。2豪警備を目指すのでしたら、取っておきたい資格の一つです。
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参照元:警備保障タイムズ:本紙独自調査 2022年警備業売上高ランキングhttps://kh-t.jp/articles/ranking2022.html