仕事をしていると「もうやめたい」「行きたくない」などマイナスな思考になる日もあるかもしれません。今回は、バックレが引き起こす会社や同僚への負担、ご自身に降りかかるリスクなどを解説していきます。
その時に、「バックレ」という無断欠勤や無断退職をしてしまうと、ご自身にとっても会社にとっても大きなリスクを伴います。この行為は、同僚への負担増や会社の損害、そしてご自身の法的・経済的な不利益につながる可能性があります。
まずは、警備会社の仕事をバックレることで想定できる負担を解説します。
無断欠勤をしてしまうと、メンバーに以下のような負担がのしかかります。
最初に同僚や先輩から電話やメッセージの連絡が来るでしょう。最初は業務に関わる内容ですが、次第に安否の心配をして警察や家族に連絡が行き、心配や迷惑をかけることになります。
当日の無断欠勤は、現場の警備体制にも直接的な影響を与えます。あなたの持ち場に警備員が不足してしまうため、他の警備員が急遽出勤したり、残業で穴埋めが必要です。これにより、同僚に大きな負担がかかり、会社の緊急対応費用も発生します。
無断欠勤により休日出勤や残業が発生した場合、通常残業は25%以上、法定休日出勤は35%以上の割増が必要です。
当然、会社への影響は大きなものとなり、その負担は多岐に渡ります。
警備の現場は、決められた人数が配置されることで安全が保たれます。突然の欠員は、その日の警備体制に穴を開け、人命や財産の安全を脅かす事態に直結します。もし、事件事故があった場合には契約会社との信用失墜や契約解除、損害賠償のリスクが生じます。
代役の警備員には通常よりも多くの残業代や緊急手当を支払う必要があります。無断欠勤が原因で警備体制に不備が生じ、クライアント側で盗難や事故などの損害が発生した場合、警備会社がクライアントに対して賠償責任を負う可能性があります。
無断欠勤者への頻繁な連絡、緊急連絡先への連絡、場合によっては自宅訪問など、安否確認に多大な時間と労力を費やします。また、今後のシフトの再調整、代役の手配、欠勤者の給与や退職に関する手続きなど、管理部門や人事・労務担当の業務が突発的に増加します。
無断欠勤をしてしまった場合、会社やメンバーだけでなく自分自身にも複数の不利益が生じます。
働いた分の給料は受け取る権利がありますが、無断退職の場合、会社側で手続きが滞ったり、あなたからの連絡がないと振り込みができないといった事態が生じることがあります。
結果として、給料の受け取りが遅れたり、連絡を取る手間が増えたりします。また、会社に退職金制度がある場合、無断退職や懲戒解雇となった場合には、退職金が支給されないことが一般的です。ケース自体は稀ですが、無断欠勤によって生じた金銭的損害を会社は損害賠償を請求する権利があります。
無断退職の場合、職務経歴書に説明の難しい空白期間が生じます。面接でその理由を問われた際に、正直に答えることは難しく、ごまかせば不信感につながります。また、転職先の企業が前職に在籍確認を行う際、あなたが無断退職したことが伝わってしまう可能性があります。企業は「また同じことを繰り返すのではないか」と懸念し、採用が見送られる大きな原因となります。
警備員は、人々の安全を守る重要な役割を担っています。ですが、その裏で厳しい労働環境や人間関係があるかもしれません。
だからといって、無断で欠勤や退職は自分自身や会社全体に深刻な不利益を生むため、やってはいけないことです。
今回は、警備員のバックレのリスクについて解説しました。
バックレは自分自身の将来を不利益にするということを理解しておきましょう。
警備の仕事別に「会社の安定性」「年間休日」「待遇」など、働きやすさに注目したおすすめの警備会社を紹介します。
【選定条件】
サンエス警備保障:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・交通誘導警備・雑踏警備……交通誘導警備を扱う7社・雑踏警備を扱う3社の中で、週一からシフト組める会社で、かつ売り上げが一番高い会社としてサンエス警備保障を選出。
・施設警備……施設警備を扱う19社の中で、HPで掲載されている待遇の要素、4項目「有給」「日払い対応」「研修費」の詳細がHP上で明記されているとしてサンエス警備保障を選出しました。
アルソック:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・機械警備……機械警備を扱う8社の中で、年間休日が120日あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアルソックを選出しました。
アサヒセキュリティ:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・貴重品運搬警備……23社で唯一貴重品運搬警備のみを扱い、年間休日が111日以上あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアサヒセキュリティを選出しました。
参照元:警備保障タイムズ:本紙独自調査 2022年警備業売上高ランキングhttps://kh-t.jp/articles/ranking2022.html