空港保安警備業務検定は、警備業務検定と呼ばれる検定の一つです。警備の仕事もただ立っていればいいというものではありません。きちんと内容を把握して適切な仕事ができれば給与アップにも繋がります。
そのためのいろいろな資格がある中で、これは空港に特化したものになります。たとえば、空港で危険物持ち込みを阻止するためにX線の透視装置があります。そういった現場には、空港保安警備業務検定の1級か2級を持っている警備員が一人以上配置されなければなりません。 つまり、資格を持っているとそういった難しい現場でも仕事ができるようになるわけです。当然、給与も上がります。
空港保安警備業務検定の試験科目を調べました。
試験は学科と実技に分かれていて、両方に合格して資格取得ということになります。
1級・2級試験とも 55,000円(税込)
日時や内容は警視庁のホームページなどに案内がありますので、チェックしましょう。
1級と2級があるということは、それぞれ合格までのルートが違うということです。まずは2級ですが、こちらは都道府県公安委員会の実施する試験に合格するか、特定の団体が実施する講習を受け、修了考査に合格するのが条件になります。前者は特に受験資格がいらないので誰でも受験できます。とはいえ、警備業務の知識から法令、英会話、機械の操作まで、いろいろなことが問われる試験になっているますので、簡単にはいきません。
後者は空港保安警備教育システムという会社が実施していて、毎月受けられるようになっています。ただ、一度修了考査に落ちたら、再度考査を受けられるのは1年に1回だけですので、合格できるようにしっかりと準備が必要です。
1級に関しては、2級に合格した後でさらに空港保安警備業務に1年以上従事することが条件になっています。2級に合格した時点である程度働き口は確保できそうなのですがが、ここで1級まで取得できればさらに仕事も安定しますし、給与もあがります。
どんな仕事でもそうですが、より上位のスキルや資格を持っていると、必然的に給与もアップしていきます。しっかりスキルを身につけませんか。
引用元:警備ジョブ公式HP:空港保安警備業務検定2級とは?試験内容や取得するメリットについて解説!https://keibi-job.com/airport-security-grade2/
引用元:ジョブコンプラス公式HP:空の旅を守る警備員の資格!空港保安警備業務検定1級とは?https://job-con.jp/special/security/guide/license19
実実技試験と学科試験、どちらも100点満点中90点以上を取らないと合格にはなりません。学科だけでも実技だけでもいいわけではありませんので、気合いを入れましょう。
この資格が役に立つのは、何と言っても空港です。空港でのトラブルや不審物が見つかったときの対応は大変な部分もありますが、空の安全を担っている責任感はやりがいに大きく繋がります。
空港保安警備業務検定1級取得者は、空港の保安検査場への設置が義務付けられていますから、よりステップアップを目指すなら1級の取得がおすすめです。その先の管理職へのキャリアアップ等も見込めるでしょう。挑戦してみませんか。
警備の仕事別に「会社の安定性」「年間休日」「待遇」など、働きやすさに注目したおすすめの警備会社を紹介します。
【選定条件】
サンエス警備保障:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・交通誘導警備・雑踏警備……交通誘導警備を扱う7社・雑踏警備を扱う3社の中で、週一からシフト組める会社で、かつ売り上げが一番高い会社としてサンエス警備保障を選出。
・施設警備……施設警備を扱う19社の中で、HPで掲載されている待遇の要素、4項目「有給」「日払い対応」「研修費」の詳細がHP上で明記されているとしてサンエス警備保障を選出しました。
アルソック:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・機械警備……機械警備を扱う8社の中で、年間休日が120日あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアルソックを選出しました。
アサヒセキュリティ:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・貴重品運搬警備……23社で唯一貴重品運搬警備のみを扱い、年間休日が111日以上あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアサヒセキュリティを選出しました。
参照元:警備保障タイムズ:本紙独自調査 2022年警備業売上高ランキングhttps://kh-t.jp/articles/ranking2022.html