警備員を選んだのですが、志望理由をどうしたらいいでしょう?という方のために紹介します。
警備員の仕事は、「一般市民の日常の安全を守る」という社会貢献活動です。ですので「社会の役に立ちたい!」というだけでも立派な志望理由になります。
地元を拠点に活動している警備会社でしたら「○○市で育ち、地元に愛着を持っています。御社でのお仕事に魅力を感じたので志望しました」という感じで書いてもいいでしょう。
夜勤を狙うのも悪くありません。元々夜型の方などはこれをアピールしてはいかがでしょうか。
例えば、道路工事の警備業務は、夜間の作業になることも珍しくありませんが、夜勤ができる警備員は人手が足りません。夜に動ける人間は必要とされています。
警備員は、立ち仕事や巡回が多く、体力が求められる仕事。「体力には自信があります!」と言うだけでは説得力がありません。
体を動かすのが好きで部活動をやってたとか、筋トレしていますなどの理由をプラスして、体が丈夫だと伝えるといいでしょう。もちろん、ウソはいけません。
一番困る質問ですが、必ず聞かれるので答えを用意しておいた方がいいでしょう。志望動機と同じ理由で問題ありません。
「社会貢献したかった」が一番無難でしょう。
夜間勤務がありますし、安全管理もあります。そういった警備の仕事を真面目にできる人かどうかを会社は知りたいのです。
学生の時に運動系の部活動をしていたら結構有利です。
筋トレしている方でしたら「筋トレしています!」と伝えましょう。体力があるアピールにも理由が要ります。
いつから働けるかを聞かれたときには、何か難しい事情でもない限り、早い日程を伝えた方がいいです。すぐに動ける人材だと思われた方が警備会社としても雇いやすいからです。「今すぐにでも行けます!」などという応えは、相手からの印象をかなりよくします。熱意をしっかりと示すところです。
「明日からでも働けます!」
「今週いっぱいは別の都合があって難しいのですが、来週からならいつでも大丈夫です!」
警備の仕事の場合、日勤、夜勤と、仕事をする時間がまちまちです。もちろん、昼間に働きたい、夜中に働きたいなどの希望があるのでしたら、事前にしっかり伝えておいた方がいいです。それでも条件に合致するのでしたら、警備会社側がうまく調整してシフトを組んでくれるはずです。ただ、「いつでも大丈夫です!」と答えておくと、会社も、すぐに仕事を入れてくれるようになるかもしれません。
「週に5日は入れます。土日でも対応できます」
「週に3〜4日、夜勤で入らせてもらえればと思います」
警備会社はいろいろな会社や施設、現場と契約していますので、場合によっては遠方の現場を指定されるようなこともあります。もちろん自分がよければどこで仕事をしてもいいでしょうし、その方が警備会社側としてもありがたいはずです。ただ、勤務地についてある程度希望があるのでしたら、事前に伝えておいた方がいいでしょう。最寄り駅の沿線ですと、仕事には通いやすいでしょう。
「自宅の最寄り駅が〇〇駅ですので、できれば1本で行ける範囲であれば特に問題はありません」
意外に気にされるのが、現場までの通勤方法や通勤経路です。特に夜勤の場合、電車が動いていない時間に現場に入ることもありますので、自転車やバイクなどで行ける現場があるようでしたら、そういったところが割り当てられやすいでしょう。もちろん日勤でも、出勤時の移動手段については、事前に伝えておいた方がいいでしょう。
「自宅からは電車と徒歩で1時間くらいかかります。バイクを使えば45分くらいで現場まで行けます」
「バイクや自転車を使ってもよければ、早朝・深夜の勤務も可能です」
警備員の面接では「欠格事由」について問われることがあります。これは、警備員として働くのにふさわしいかどうかを問われるものになります。たとえば、18歳未満ではない、自己破産などの破産手続きを受けていない、反社会的勢力とつながりがない、犯罪歴がない、などです。また、薬物やアルコールの中毒でも警備の仕事はできないことになっています。こうしたことを問われるときは、きちんと胸を張って答えて下さい。
警備員として働くにあたり、まずは面接を受ける必要があります。未経験であれば、とにかく警備の仕事に対する熱意をアピールしてみるのも手段として有効です。「やりがいがありそう」「体力には自信があり、役に立てる」内容はいろいろですが、とにかく思っていることを言ってみましょう。相手次第ですが「働く上で都合がいい」「生活費が欲しい」とか、自己都合を話してみても、正直な人だと好感を持ってもらえるかもしれません。
また、警備員経験がある人の場合、絶対に注意しなくてはいけないのが、前職の内部事情をバラさないことです。経験アピールでいろいろ言いたくなってしまうかもしれませんが、守秘義務を守れないのは警備員として論外。面接官もそれを分かっているため、おそらく一発でアウトとなるでしょう。
面接までの、エントリーの段階では特に気をつけることはありません。難しいことはありませんので、おどおどしたりしないように心の準備をしておくくらいです。聞きたいことがあれば、あらかじめメモを用意したり、台本を作っておくのもいいでしょう。
面接の日時が決まったら、会場までの行き方を入念に調べておくことです。当日になって迷ったり、トラブルに遭うかもしれませんので。
特に正社員として働く場合は、いろいろな書類の用意が必要になります。ここで失敗すると早速信頼を失ってしまいますので、とにかく余裕を持ってやることです。ちなみに研修で聞いてないことも現場に出ると当たり前のように起こります。はじめは戸惑ったり分からなかったりするのは当たり前です。くじけませんように。
現場に出る前に研修を受けるのは法律で決まってることです。人命を預かる以上、いい加減な知識だけで現場に出ることは許されません。サボるなどは論外です。
30時間の法定研修は結構長いです。3〜4日間かけてしますので、結構疲れるかもしれません。でもこの間も給与は出ますので、仕事の一貫です。真剣に研修を受けましょう。
ちなみに、礼式訓練というのもこの法定研修に含まれます。「気をつけ!礼!」のような、号令をかけて動作をするものです。災害時に冷静に統制を持って行動できるようにするために、こういう訓練が必要です。