警備員に資格があるとご存じでしたか?資格をいくつか取ればアルバイトから正社員に上がれます。警備員を続けていくのでしたら是非資格を取得しておきましょう
警備員になるのに資格を取る必要はありませんが、スキルアップができますし、取得すると手当てがついて給与アップにつながりますので余裕があれば取っておくことをお勧めします。警備会社によっては、受験費用も負担してくれます。休憩時間が長いですので、その間に資格勉強しておくとよいでしょう。
警備員の世界は資格の数=その人の価値です。
実は警備員の資格というのは国家資格に分類されています。数ある資格の中でも経験の浅い人が取りやすい資格をいくつか紹介します。
警備員には3種類の国家資格があります。全部紹介しますが、この中では「警備業務検定(警備員検定)」の中のどれかを取っておくといいでしょう。
警備員指導教育責任者 | 警備員の指導・教育のために必要な資格 |
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機械警備業務管理者 | 機械警備業務に必要な専門的知識と業務管理能力を証明する資格。 公安委員会から「機械警備業務管理者資格者証」の交付を受ける |
警備業務検定 (=警備員検定) |
警備業法に定められた警備員の国家資格。「警備員検定」とも呼ばれる。 施設・交通誘導・雑踏・貴重品運搬・核燃料物質等危険物運搬・空港保安という6つの警備業務検定をまとめてこう呼ぶ |
国家資格である「警備業務検定」の6つの検定についてまとめます。
この中で取りやすいのは、交通誘導2級とか雑踏警備2級でしょう。合格率に関しては交通誘導2級が66.6%、雑踏警備2級が83.3%(※)です。
施設警備2級はぜひ取っておきたいです。施設警備は交通誘導よりはるかに身体的に楽ですので、そういう意味で取っておくとよいでしょう。
施設警備業務検定 (1級・2級) |
施設の破壊などの事故を防ぐための知識・能力を問う検定 |
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交通誘導警備業務検定 (1級・2級) |
工事現場で、人や車両を誘導することで事故を防止するための知識・能力を問う検定 |
雑踏警備業務検定 (1級・2級) |
人込みを整理して事故を防止するための知識・能力を問う検定 |
貴重品運搬警備業務検定 (1級・2級) |
運搬中の貴重品(現金・貴金属・有価証券など)の盗難事故などを防止するための知識・能力を問う検定 |
核燃料輸送警備業務検定 (1級・2級) |
運搬中の核燃料物質等危険物の盗難事故などを防止するための知識・能力を問う検定 |
空港保安警備業務検定 (1級・2級) |
空港などで、飛行機の強奪や事故の発生を防止するため、荷物の検査を行なう業務ための知識・能力を問う検定 |
場合によっては警備会社側から「資格を取ってみませんか?」とお誘いがかかることもあり、団体受験ができたりします。取得をすれば、当然資格手当も出ます。
当たり前ですが資格を取るには勉強時間を確保しなくてはなりませんから、プライベート時間が取れるor勤務中に勉強できる警備会社を選ぶとよいでしょう。
実際、休憩時間に資格勉強してる人はいます。特に20~30代は、資格勉強をしてキャリアアップや転職に備えてる人が多いです。
警備員になるのに資格を取る必要はありませんが、スキルアップができますし、取得すると手当てがついて給与アップにつながります。
ちなみに、警備員の資格は国家資格です。国家資格ではありますが、講習があってその日のうちに試験を受けるだけで取れるものもあります。
空港保安警備業務検定は、空港で警備業務をするときに必要な資格の一つです。手荷物検査のX線透視装置などがある現場には必ず資格を持っている警備員が必要になります。空港で警備員として働きたいのでしたら、おすすめの資格です。
貴重品運搬警備業務検定は、貴重品の運搬業務のときに必要になる資格です。現金や貴重品、美術品等の貴重品は、運ぶだけでも責任重大です。そういった貴重品を扱うための資格ですから、強い責任感が求められます。
核燃料輸送警備業務検定は、その名の通り核燃料の輸送や取り扱いのときに必要な警備資格です。核燃料などという重大なものを運ぶための資格ですので、内容は専門的で難しいです。だからこそ、資格を持っていると重宝される存在になるでしょう。
機械警備の高度な専門知識や業務管理能力を持つことが認められた国家資格です。資格を取得すると、資格手当がもらえる、機械警備の重要なポストに就けるなど、収入アップにつながる可能性があります。また、AIやITに造詣が深いとみられ、会社で好待遇を期待できます。
警備業法では、機械警備の現場は基地局ごとに機械警備業務管理者を選任しなくてはならないと定められているため、雇用される警備会社からも重宝されるでしょう。資格を取得するには各都道府県の警備業協会か所管の警察署で申し込み語、講習を受講して試験に合格する必要があります。
警備の仕事別に「会社の安定性」「年間休日」「待遇」など、働きやすさに注目したおすすめの警備会社を紹介します。
【選定条件】
サンエス警備保障:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・交通誘導警備・雑踏警備……交通誘導警備を扱う7社・雑踏警備を扱う3社の中で、週一からシフト組める会社で、かつ売り上げが一番高い会社としてサンエス警備保障を選出。
・施設警備……施設警備を扱う19社の中で、HPで掲載されている待遇の要素、4項目「有給」「日払い対応」「研修費」の詳細がHP上で明記されているとしてサンエス警備保障を選出しました。
アルソック:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・機械警備……機械警備を扱う8社の中で、年間休日が120日あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアルソックを選出しました。
アサヒセキュリティ:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・貴重品運搬警備……23社で唯一貴重品運搬警備のみを扱い、年間休日が111日以上あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアサヒセキュリティを選出しました。
参照元:警備保障タイムズ:本紙独自調査 2022年警備業売上高ランキングhttps://kh-t.jp/articles/ranking2022.html