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警備員のサングラス着用は問題ない?

警備員の仕事は、日光や車・バイクのライトなどの光による目の刺激が気になる人もいるでしょう。光の刺激を和らげるアイテムとしてはサングラスを思いつくかもしれません。ここでは、警備員のサングラス着用が認められているかということに加えて、サングラスのメリット・デメリット、警備員がサングラスを選ぶ際のポイントを紹介します。

警備員のサングラス着用はOK

警備員のサングラス着用は、警備会社や配属先の判断によって許可されるケースが増えています。サングラス着用OKの会社が増えているのは、警備員の健康を守る観点からです。特に交通誘導など屋外での業務では、夏の強い直射日光や車・バイクのヘッドライトから目を保護する重要性が認識されています。

2020年の東京オリンピック開催が大きな後押しとなり、大会組織委員会が警備員のサングラス着用を推奨したことで、業界全体でサングラスの使用がより受け入れられるようになりました。

サングラスをかけるメリット

サングラスは、強い光源から目を守り、眼精疲労や健康リスクを軽減してくれるアイテムです。まぶしさを抑えることで視界を確保し、視認性を向上させます。紫外線を長時間浴びることで白内障や黄斑変性症などの目の病気になる恐れがありますが、サングラスはこれらのリスクも軽減します。

ただし、UVカット機能が付いていないサングラスは瞳孔が開いたままになるため、かえって紫外線リスクが高まる可能性があります。適切な機能を持つサングラスを選ぶことが重要です。

サングラスをかけるデメリット

サングラス着用のデメリットとして、「印象が悪い」というクレームを受ける可能性が考えられます。一部の企業で着用が認められていない理由はこうしたクレームを避ける目的が大きいようです。サングラスの形や色により印象が大きく変わるため、デザインによっては着用が許可されない場合があります。

サングラスで印象を悪くしないためには、レンズの色が薄いものや、メガネタイプの透明レンズでUVカット機能付きのものを選ぶといいでしょう。これにより、目の保護と印象の両立が可能になります。

ただし、サングラスの着用については自己判断せず、必ず上司や会社に相談することが大切です。

警備員がかけるサングラスの選び方

UVカット

警備員がサングラスを選ぶ際は、UVカット効果が高いものを選ぶことが重要です。UVカット率99%以上、またはUV400と表記されているものが望ましいでしょう。レンズの色の濃さはUVカット効果とは無関係なので、薄い色や透明なレンズでもUVカット機能があれば十分です。

レンズの色

薄い色や透明に近いレンズを選ぶことで、目の保護と周囲とのコミュニケーションを両立できます。グレーやブラウンなどの淡い色調でも機能に問題はありません。自然な色彩を保ちつつ、まぶしさを軽減してくれます。また、調光レンズを使用すれば、明るさに応じて色の濃さが変化し、様々な環境に対応可能です。印象を損なわずに機能性を確保するため、レンズの色選びは慎重に行いましょう。

フレーム

適切なフィット感のフレームは、長時間の着用でも快適さを保ち、ずれにくいので業務に集中できます。また、クレームを避けるため、フレームは大きすぎず、顔に自然に馴染むサイズを選びましょう。控えめでシンプルなデザインを選ぶことで、印象を損なわず、プロフェッショナルな外観を維持することができます。

偏光度

偏光レンズの使用も検討してみましょう。偏光レンズは、水面や路面からの反射光をカットし、まぶしさを大幅に軽減します。特に交通誘導や屋外での警備業務において、視認性を向上させ目の疲労を軽減する効果があります。ただし、偏光レンズは一部のデジタル機器の画面を見づらくする可能性があるため、業務内容に応じて使用を判断することが賢明です。

可視光透過率

一般的に、日中の屋外業務には可視光透過率20〜30%程度のものが適しています。この範囲であれば、まぶしさを抑えつつ十分な視認性を確保することが可能です。ただし、屋内外を頻繁に移動する場合は、調光レンズの使用も検討しましょう。これにより、環境に応じてレンズの濃さが自動調整され、常に適切な視界を維持できます。

まとめ

警備員の目の健康を守るため、サングラスの使用を認める企業が増えています。しかし、フレームやレンズの色などによっては、印象が悪くなりクレームを誘発することから使用を認めていない会社もあるので、サングラスを使用する際は会社とよく相談しましょう。機能と印象を両立できるよう、色やフレームの大きさ、UVカット、偏光度、可視光透過率などを基準に選んでください。

下記のページでは警備員の基礎知識について詳しく解説しています。参考にしてください。

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