当記事では、雨天の場合の警備の仕事について解説しています。気になる収入に関しても解説していますので、警備員の仕事について調べている方は、ぜひ参考にしてください。
雨の日は、警備の仕事が中止になる可能性もあります。例えば、大雨で工事が中止になった場合、工事現場の交通整理の警備業務は中止となります。しかし、警備業務が雨天中止になるかどうかは、基本的に警備の依頼主が中止か決行かを決めるため、警備会社からの指示を待つ必要があります。
屋外の工事現場で雨が降ると、作業に大きな支障が生じます。そのわけは、コンクリートや舗装用のアスファルトが雨が降ると固まらないため、作業が進まなくなってしまうからです。したがって、工事作業の開始前にすでに雨が降っていれば、しばらく状況確認をします。もし雨が降り続けるようであれば中止となり、雨がやみそうであれば工事は続行となります。
施設の駐車場で交通誘導をする場合は、施設が営業している限り業務に就くことになります。駐車場だけ屋外の場合であっても、雨で施設の営業が中止となることはないため、駐車場での業務は雨天でもそ継続されます。当日の現場が駐車場だとあらかじめわかっている場合は、勤務前に雨天対策をしっかり行うようにしましょう。
野外イベントの場合、雨天決行か中止の判断は、主催者が行います。とりわけ大規模なイベントの場合、中止による経済的な損失や、雨天での安全性の確保などさまざまな視点から考慮しなければなりません。そのため、雨が降ってから決行か中止か決定されるまでは時間がかかり、その間の警備員は待機していなければなりません。
イベントが始まる前から強い雨が降っていたとしても、状況次第で行われる場合があるため、いつでも出かけられるよう準備して連絡を待つ必要があります。
雨が降り、警備の仕事が中止になった場合の給料については、警備会社によってさまざまです。例えば、給与形態が月給制で固定されている場合は、雨天中止でも毎月同じように一定の給料が支払われます。
日給制・時給制の場合は、雨天中止だとその分の収入が減ってしまう可能性もあります。しかし、警備会社によっては、雨の日でも日給を保証しているところもありますし、依頼主の都合や、途中で雨が降って中止となった場合は日当が出る場合もあります。
屋外での業務の場合、急な雨に備えてレインコートを常備しておきましょう。レインコートは会社指定のものを使用するようにしてください。周囲の人が警備員だと判断できるようにしなければならないほか、反射ベストなど自分の安全を守る装備がレインコートで隠れないように注意しなければなりません。
レインコートを着ていた場合でも、屋外で全く濡れない状態を維持するのは難しいです。雨で制服が濡れてしまっても大丈夫なように、通気性や吸湿性のよい肌着を制服の下に着ておきましょう。肌着を1枚着ることによって、濡れた服で体温が奪われずに風邪などを引く心配も軽減できます。
雨天の場合、視界が悪くなるので、危険物や対向車を確認をしにくくなります。加えて、地面が滑りやすく緩んでいることも含め、通常よりも事故が発生しやすくなります。そのため、いつもより安全確保のために業務に集中することが重要です。また、こちらの合図や存在自体を認識されにくくなるため、誘導灯を使ったり、大きな動作をとり、こちらの存在をアピールしたりする必要があります。
雨によって工事やイベントが中止される場合もありますが、状況を見て再開されるパターンも多いため、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。
雨の日の警備の仕事は、依頼主が中止が決行かを決めるため、警備会社からの指示を待つことになります。給料は警備会社や、月給制・日給制・時給制なのかで異なります。雨の日でも日給を保証している警備会社を選べれば給料が減る心配はありません。
下記のページでは警備員の基礎知識について詳しく解説していますので参考にしてみてください。