警備現場では、警備会社に指定された制服を着用して業務にあたるのが基本です。警備員の制服は、公安委員会に届け出を提出し、許可された制服のみの着用が認められています。寒いからと言って、制服以外を着ることは認められません。私物のコートなどを身に着けると、警備業法に違反してしまいます。
とは言え、冬の屋外での業務は寒さが辛いもの。そのため、警備会社の多くが基本の冬服の他、現場の気候や温度に合わせて防寒着を支給してくれます。
冬であっても活動量が多ければ体温は高くなりますし、じっとしていると体が冷えを感じやすくなります。活動量に応じて体温調節をするには、重ね着が効果的です。制服の上に私物を重ね着することはできないため、制服の下を工夫すると良いでしょう。
下着は、裏起毛や温かさを感じる機能性の高いものがおすすめ。現代では、警備服の下に着用できる「電熱服」などのインナーも登場しています。
バッテリージャストサイズの制服だと重ね着しにくいため、制服はひと回り大きめのものを支給してもらうと良いでしょう。
首・手首・足首の「3つの首」は、体の中で特に冷えやすい部位と言われています。この3つの首をしっかりと温めれば、体温の低下を防げます。
首が冷えないようにネックウォーマーを、手首が冷えないよう手袋を、足首が冷えないよう厚手の靴下を着用するなど、防寒グッズを上手く取り入れると良いでしょう。
冬の警備現場では、暖を取るために温かいお茶やコーヒーなどを飲みがちです。ただし、中にはかえって体を冷やしてしまう飲み物もあるため、飲む物と量には気をつけなくてはなりません。
特に緑茶は茶葉を発酵していないため、体を温める効果はありません。カフェインも含まれているため、飲み過ぎると逆に冷やす可能性があります。コーヒーも人気ですが、お茶と同じくカフェインが含まれている他、利尿作用もあるため飲み過ぎには注意が必要です。
体を温めたいなら、発酵させた茶葉が使用されている紅茶やほうじ茶などを飲むようにしましょう。
冷えた体をしっかりと温めるためには、帰宅後の習慣にも注意が必要です。お風呂の際には、必ず湯船につかるようにしましょう。
シャワーで済ませてしまうと、体の芯から温まることができず、冷えの原因にもなります。5~10分ほどの短時間でも良いので、必ず湯船につかるようにしてください。
一時的に寒さをしのぐ方法として重ね着や温かい飲み物は有効ですが、根本的な寒さ対策には普段からの健康管理も大切です。
日頃から体を温める食事を摂る、適度に運動をする、湯船に浸かるなど、寒さに強い体をつくるための習慣を心がけましょう。
警備の仕事別に「会社の安定性」「年間休日」「待遇」など、働きやすさに注目したおすすめの警備会社を紹介します。
【選定条件】
サンエス警備保障:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・交通誘導警備・雑踏警備……交通誘導警備を扱う7社・雑踏警備を扱う3社の中で、週一からシフト組める会社で、かつ売り上げが一番高い会社としてサンエス警備保障を選出。
・施設警備……施設警備を扱う19社の中で、HPで掲載されている待遇の要素、4項目「有給」「日払い対応」「研修費」の詳細がHP上で明記されているとしてサンエス警備保障を選出しました。
アルソック:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・機械警備……機械警備を扱う8社の中で、年間休日が120日あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアルソックを選出しました。
アサヒセキュリティ:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・貴重品運搬警備……23社で唯一貴重品運搬警備のみを扱い、年間休日が111日以上あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアサヒセキュリティを選出しました。
参照元:警備保障タイムズ:本紙独自調査 2022年警備業売上高ランキングhttps://kh-t.jp/articles/ranking2022.html