警備員として働くなかで、将来の退職金について気になっている方もいるのではないでしょうか。退職金は会社ごとの制度に左右されるため、仕組みや相場を事前に把握しておくことが大切です。本記事では、警備員の退職金制度の有無や相場から、退職金を増やすためのポイントまでを解説します。
退職金制度は、労働基準法で企業に義務付けられた制度ではありません。支給の有無や金額は、各会社が定める就業規則・賃金規定によって決められています。「警備員だから退職金がもらえない」ということはなく、退職金を受け取れるかどうかは勤務先の制度次第です。
正社員として福利厚生が充実した警備会社に勤務している場合、退職金制度が設けられているケースは少なくありません。大手警備会社に限らず、中小規模の会社でも中退共(中小企業退職金共済)を利用して退職金の支給体制を整えているところがあります。
退職金制度を導入していない警備会社も存在し、こうした会社では基本給や各種手当の水準を高めに設定して待遇面のバランスをとっている場合も見受けられます。退職金は「職種」で決まるものではなく「会社の制度」によって左右される点を押さえておきましょう。
退職金の支給条件として、多くの企業では勤続3年以上を最低ラインに設定しています。勤続年数が長くなるほど支給額は増加し、企業規模によっても金額に差が生じます。
東京都産業労働局の「中小企業の賃金・退職金事情(令和6年版)」によると、中小企業のモデル退職金は勤続10年で約100万円前後、勤続20年で約350万円前後が目安です。大手企業では勤続20年で400万円を超えるケースもあり、会社の規模によって金額の開きは大きくなります。
退職金の原資が自社積立か中退共かによってリスクも異なるため、仕組みを理解しておくことが重要です。
退職金の原資には主に以下の種類があります。
勤務先がどの制度を採用しているかを把握しておくと、将来の退職金について具体的な見通しが立てやすくなります。
退職金を確保するうえで、入社前に会社の制度を確認しておくことは欠かせません。求人情報に退職金制度の記載がない場合でも、面接時に直接質問するのがおすすめです。
チェックすべきポイントとしては、福利厚生の充実度、退職金制度の種類(自社運用か共済か)、正社員登用制度の有無などがあります。複数の警備会社を比較し、長期的なキャリアプランに合った会社を選ぶことが退職金確保の第一歩です。
上記の4点を入社前や入社時に確認しておくことで、退職金について具体的な見通しを立てやすくなります。
退職金は勤続年数に比例して増額されるのが一般的であり、長期勤続が基本的な戦略となります。同じ会社で長く働き続けることが、退職金を増やすための確実な方法です。
資格取得によるキャリアアップも有効な手段といえます。警備員指導教育責任者や警備業務検定などの資格を取得すれば、待遇の向上が期待でき、退職金の増額にもつながる可能性があります。
警備業務には1号(施設警備)から4号(身辺警備)まで4種類があり、自分の適性に合った業務を選ぶことが長期勤続の鍵です。無理なく働ける環境を選ぶことが、結果として退職金の増額にも結びつきます。
警備員であっても、退職金制度がある会社は多く存在します。退職金は会社の制度次第であるため、入社前に就業規則や賃金規定を確認しておくことが大切です。
退職金を増やすためには、制度の整った警備会社を選び、長期勤続と資格取得によるキャリアアップを意識しましょう。将来の安心に向けて、まずは求人情報のチェックや就業規則の確認から始めてみてください。
参照元:【PDF】東京都産業労働局「中小企業の賃金・退職金事情(令和6年版)」
警備の仕事別に「会社の安定性」「年間休日」「待遇」など、働きやすさに注目したおすすめの警備会社を紹介します。
【選定条件】
サンエス警備保障:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・交通誘導警備・雑踏警備……交通誘導警備を扱う7社・雑踏警備を扱う3社の中で、週一からシフト組める会社で、かつ売り上げが一番高い会社としてサンエス警備保障を選出。
・施設警備……施設警備を扱う19社の中で、HPで掲載されている待遇の要素、4項目「有給」「日払い対応」「研修費」の詳細がHP上で明記されているとしてサンエス警備保障を選出しました。
アルソック:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・機械警備……機械警備を扱う8社の中で、年間休日が120日あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアルソックを選出しました。
アサヒセキュリティ:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・貴重品運搬警備……23社で唯一貴重品運搬警備のみを扱い、年間休日が111日以上あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアサヒセキュリティを選出しました。
参照元:警備保障タイムズ:本紙独自調査 2022年警備業売上高ランキングhttps://kh-t.jp/articles/ranking2022.html