警備員の仕事を探していると、よく目にする「雑踏警備(ざっとうけいび)」と「交通誘導警備(こうつうゆうどうけいび)」。どちらも人や車の安全を守る重要な仕事ですが、具体的に何が違うのでしょうか?
実は、この2つは警備業法では同じ「2号警備(雑踏・交通)」に分類されますが、働く場所や対象、求められるスキルには大きな違いがあります。それぞれの特徴を知って、自分に合った仕事を見つけましょう。
雑踏警備は、お祭り、花火大会、コンサート、スポーツイベントなど、人がたくさん集まる場所で誘導や整理を行い、事故を防止する仕事です。
一瞬の油断が大きな群衆事故につながる可能性があるため、周囲の状況を素早く察知し、大きな声やジェスチャーで的確に案内する能力が求められます。イベントのワクワクした雰囲気を間近で感じられるのも魅力の一つです。
交通誘導警備は、道路の工事現場や建築現場、商業施設の駐車場などで、車両や歩行者を安全に誘導し、交通事故や渋滞を防止する仕事です。
ドライバーや歩行者に対して「止まれ」「進め」の合図を送り、お互いの安全を確保します。工事が円滑に進むようサポートする、街づくりに欠かせないインフラのような役割を持っています。
どちらの警備業務にも、それぞれの専門性に合わせた国家資格(検定)が用意されています。資格を持っていれば、現場への配置義務があるため重宝され、給与アップにもつながりやすくなります。
雑踏警備業務検定は、大規模イベントでの誘導や事故防止に特化した国家資格です。イベントの規模によって、この資格を持った警備員を一定以上配置しなければならない現場があるため、資格があれば仕事の幅が広がります。
交通誘導警備業務検定は、公道や指定路線(都道府県公安委員会が指定した道路)での交通誘導に必要な国家資格です。指定路線では、この資格を持った警備員を1名以上配置することが法律で義務付けられています。
イベントの賑やかな雰囲気が好きな人、多くの人と接する仕事にやりがいを感じる人におすすめです。「イベントの安全を陰で支えた」という大きな達成感が味わえます。ただし、土日祝日の勤務が多くなる傾向があります。
コツコツと安全を確保する仕事がしたい人、年間を通じて安定したスケジュールで働きたい人におすすめです。平日の日中の仕事が多く、シフトが組みやすいのが特徴です。また、夜間工事の現場では夜勤手当で効率よく稼ぐこともできます。
どちらの業務からスタートしても、2級資格を取得し、さらにその業務を極めるのでしたら、是非1級資格を目指しましょう。また、その上には警備員指導教育責任者という、後輩警備員を指導・教育する立場になれる重要な資格もあります。
資格を取得することで、一般警備よりも手当がついて給与が高くなる可能性が非常に高いです。未経験からでも会社負担で資格を取らせてくれる警備会社はたくさんありますので、まずは一歩を踏み出してみませんか?
警備の仕事別に「会社の安定性」「年間休日」「待遇」など、働きやすさに注目したおすすめの警備会社を紹介します。
【選定条件】
サンエス警備保障:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・交通誘導警備・雑踏警備……交通誘導警備を扱う7社・雑踏警備を扱う3社の中で、週一からシフト組める会社で、かつ売り上げが一番高い会社としてサンエス警備保障を選出。
・施設警備……施設警備を扱う19社の中で、HPで掲載されている待遇の要素、4項目「有給」「日払い対応」「研修費」の詳細がHP上で明記されているとしてサンエス警備保障を選出しました。
アルソック:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・機械警備……機械警備を扱う8社の中で、年間休日が120日あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアルソックを選出しました。
アサヒセキュリティ:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・貴重品運搬警備……23社で唯一貴重品運搬警備のみを扱い、年間休日が111日以上あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアサヒセキュリティを選出しました。
参照元:警備保障タイムズ:本紙独自調査 2022年警備業売上高ランキングhttps://kh-t.jp/articles/ranking2022.html