「警備員の仕事に興味があるけれど、求人を見るといろんな現場があって、どれを選べばいいか分からない…」
未経験から警備業界に飛び込もうとしている方にとって、最初のハードルとなるのが「現場選び」ではないでしょうか。
施設警備(警備業法上の分類では「1号業務」に含まれます)は、契約した建物に常駐し、犯罪や火災などの事故を未然に防ぐのが主な役割です。しかし、同じ施設警備でも、守る対象が「オフィスビル」なのか「商業施設」なのかによって、日々の業務内容や求められるスキルは大きく異なります。
施設警備員として働く上で、「勤務地の選び方」は非常に重要です。なぜなら、現場の特性によって「誰と関わるか」「どれくらい体力を使うか」「どんなトラブルが起きやすいか」が全く違うからです。
例えば、毎日同じビジネスパーソンが通う静かな環境と、日々不特定多数のお客様が訪れる賑やかな環境では、働く人の向き・不向きがはっきりと分かれます。「人と話すのが好きなのに、一日中誰とも話さない現場に配属された」「マイペースに働きたいのに、次から次へとお客様から道を聞かれる」といったミスマッチが起きてしまうと、せっかくの仕事も長続きしません。
だからこそ、求人に応募する前に、それぞれの現場の特徴をしっかり理解しておくことが大切です。自分自身の性格や「どんな風に働きたいか」を思い描きながら、現場を選ぶようにしましょう。
まずは、多くの企業が入居する「オフィスビル」での施設警備について詳しく見ていきましょう。
オフィスビルの警備は、関係者以外の侵入を防ぎ、社内の機密情報や安全を守ることが最優先です。
オフィスビルの最大のメリットは、「業務がルーティン化されており、マイペースに働きやすい」という点です。関わる相手も身元がはっきりしたビジネスパーソンが大半のため、理不尽なクレームや予測不可能なトラブルに巻き込まれる頻度が低いです。また、基本的に空調の効いた屋内での業務が多く、天候に左右されずに快適に働けます。
一方で、立哨業務など「ただ一定の場所に立ち続ける、警戒し続ける」という時間が長いため、単調な作業が苦手な方にとっては時間が経つのが遅く、退屈に感じてしまうかもしれません。また、夜勤の場合は静まり返ったビル内で睡魔との戦いになることも、人によってはきついポイントです。
次に、ショッピングモールや百貨店など、不特定多数の人が訪れる「商業施設」での施設警備について解説します。
商業施設の警備は、防犯・防災対策はもちろんのこと、「お客様に安全かつ快適にお買い物をしていただくためのサポート」というサービス業の側面が強くなります。
商業施設で働く一番の魅力は、「感謝の言葉を直接いただける機会が多い」ことです。道案内や落とし物を一緒に探した際などに、お客様から直接「ありがとう」と言われると、大きなやりがいを感じられます。常に動きがあり、色々な出来事が起こるため、時間が過ぎるのがあっという間に感じられるのもメリットです。
広い施設内を歩き回るため、体力的な消耗が激しい傾向にあります。また、土日祝日やセールの時期などは大勢の人でごった返し、クレーム対応やトラブルの仲裁に入ることも。臨機応変な対応が連続するため、気疲れしてしまうことがある点には注意が必要です。
「オフィスビル」と「商業施設」、2つの異なる施設警備の特徴と違いについて解説しました。
どちらが優れている・劣っているということは決してありません。オフィスビルの警備員がいてくれるからこそ、企業の機密や従業員の安全が守られ、商業施設の警備員がいてくれるからこそ、私たちはお買い物を心から楽しむことができます。どちらも社会にとって絶対に欠かせない、誇り高い仕事です。
大切なのは、「今の自分にはどちらの環境が合っているか」を見極めることです。コツコツと静かに安全を守りたい方は「オフィスビル」を、人と関わりながらアクティブにサポートしたい方は「商業施設」を検討してみてはいかがでしょうか。
警備の仕事別に「会社の安定性」「年間休日」「待遇」など、働きやすさに注目したおすすめの警備会社を紹介します。
【選定条件】
サンエス警備保障:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・交通誘導警備・雑踏警備……交通誘導警備を扱う7社・雑踏警備を扱う3社の中で、週一からシフト組める会社で、かつ売り上げが一番高い会社としてサンエス警備保障を選出。
・施設警備……施設警備を扱う19社の中で、HPで掲載されている待遇の要素、4項目「有給」「日払い対応」「研修費」の詳細がHP上で明記されているとしてサンエス警備保障を選出しました。
アルソック:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・機械警備……機械警備を扱う8社の中で、年間休日が120日あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアルソックを選出しました。
アサヒセキュリティ:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・貴重品運搬警備……23社で唯一貴重品運搬警備のみを扱い、年間休日が111日以上あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアサヒセキュリティを選出しました。
参照元:警備保障タイムズ:本紙独自調査 2022年警備業売上高ランキングhttps://kh-t.jp/articles/ranking2022.html