「交通誘導警備の仕事に興味はあるけど、実際に1日どんな流れで働くのか想像がつかない」という方は多いのではないでしょうか。
求人票には「交通誘導」「道路工事現場での誘導業務」などと書かれていても、具体的に何時に集合して、どんな準備をして、どんな1日を過ごすのかまでは分かりにくいものです。この記事では、未経験から交通誘導警備員として働き始める場合の、リアルな1日の流れを時系列で紹介します。
交通誘導警備の現場は、道路工事やビルの建設現場、水道・電気工事など、公道に接する規制区間であることが多く、集合時間は現場の作業開始時間に合わせて設定されます。早朝の現場であれば集合は6時台〜7時台、夜間工事であれば夕方以降の集合になることもあり、現場によって生活リズムが変わるのも特徴です。
集合後は、まず点呼と朝礼です。その日の作業内容、規制区間の範囲、注意すべきポイント(見通しの悪いカーブがある、通学路が近い、近隣に高齢者施設があるなど)を隊長やリーダーから共有されます。この段階で危険予知(KY)活動を行い、今日起こりうる危険をチーム全員で確認するのが一般的です。天候や前日までの現場状況によって注意点が変わるため、毎回内容が異なる朝礼になります。
朝礼が終わったら、カラーコーンやバリケード、看板、regulation標識などの資機材を規制区間に設置していきます。これらの配置は工事の内容や道路状況、道路管理者との協議内容によって細かく決められており、先輩警備員の指示に従いながら手際よく設置していきます。
未経験のうちは、資機材の名称や配置ルール、設置の順番を覚えることが最初のハードルになりますが、繰り返すうちに自然と身についていきます。天候によっては資機材が飛ばされたり倒れたりしないよう固定する作業も加わります。
資機材の設置が終わると、いよいよメインの誘導業務です。誘導灯や手旗を使い、通行するドライバーに対して「進んでください」「止まってください」といった合図を出しながら、工事車両と一般車両、そして歩行者の安全を確保します。
午前中は通勤・通学の時間帯で人や自転車の通行が多く、日中は買い物や配送の車両、夕方は帰宅ラッシュなど、時間帯によって交通量や求められる対応が変化するのも特徴です。特に朝夕のラッシュ時は交通量が多くなるため、より高い集中力が求められます。また、工事車両の出入りのタイミングを見計らって一般車両を一時的に止めるなど、工事の進行状況に合わせた判断も必要になります。
休憩は法律で定められた休憩時間の他、現場の状況に応じて交代で取ることが一般的です。夏場は熱中症対策、冬場は防寒対策など、季節によって現場での過ごし方も変わってきます。
その日の作業が終わると、設置していた資機材を撤去し、現場を元の状態に戻します。最後に、その日あった出来事や交通量の状況、ヒヤリハット(事故には至らなかったものの危険を感じた出来事)などを警備報告書にまとめて提出し、1日の業務が終了します。翌日以降も同じ現場が続く場合は、次に引き継ぐべき情報の整理も欠かせない業務の一つです。
未経験から始めた場合、最初は覚えることの多さに戸惑うかもしれませんが、実際の業務は「安全な場所に立ち、決められた合図でドライバーを誘導する」というシンプルな動作の積み重ねです。1日、また1日と現場を重ねるうちに、以下のようなスキルが自然と身についていきます。
また、経験を積んだ先には「交通誘導警備業務検定」の資格取得という目標も見えてきます。資格を取得すれば、より重要な現場を任される機会が増え、待遇面での評価につながることもあります(待遇は勤務先の会社や規定によって異なります)。
実際の1日の流れをイメージできると、「自分にもできそう」「この仕事は向いていないかも」といった判断がしやすくなります。屋外で体を動かしながら、地域の安全に貢献できる交通誘導警備の仕事に興味を持った方は、まずは仕事内容や必要な知識について詳しく確認してみましょう。
警備の仕事別に「会社の安定性」「年間休日」「待遇」など、働きやすさに注目したおすすめの警備会社を紹介します。
【選定条件】
サンエス警備保障:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・交通誘導警備・雑踏警備……交通誘導警備を扱う7社・雑踏警備を扱う3社の中で、週一からシフト組める会社で、かつ売り上げが一番高い会社としてサンエス警備保障を選出。
・施設警備……施設警備を扱う19社の中で、HPで掲載されている待遇の要素、4項目「有給」「日払い対応」「研修費」の詳細がHP上で明記されているとしてサンエス警備保障を選出しました。
アルソック:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・機械警備……機械警備を扱う8社の中で、年間休日が120日あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアルソックを選出しました。
アサヒセキュリティ:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・貴重品運搬警備……23社で唯一貴重品運搬警備のみを扱い、年間休日が111日以上あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアサヒセキュリティを選出しました。
参照元:警備保障タイムズ:本紙独自調査 2022年警備業売上高ランキングhttps://kh-t.jp/articles/ranking2022.html