機械警備に興味はあるけれど、「楽」という声と「きつい」という声があり、実際どうなのか気になっている。そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、出動が少なければ体への負担は軽く、出動が続く日や夜間に呼ばれる日はきつい仕事です。出動の多さは、担当エリアや待機員の人数など、会社の体制で決まります。まずは、仕事の流れから見ていきましょう。
機械警備は、施設に設置されたセンサーなどが異常を感知したとき、警備員が現場へ駆けつけて状況を確認する仕事です。
一般的な業務の流れは、次のとおりです。
警備員は、待機所で出動の指示を待ち、連絡が入ってから現場へ向かいます。
きついと言われる主な理由は、次の5つです。
センサーは夜間も作動しているので、出動の連絡は時間帯を問わず入ります。夜中や明け方に呼び出されることもあり、仮眠中でも起きて対応しなければなりません。
出動の時間は選べないので、予定どおりに休めない日もあります。夜間の出動が続くと、睡眠不足や生活リズムの乱れにもつながります。
機械警備の事業者は、異常の連絡を受けてから決められた時間内に、警備員が現場へ到着できる体制をとらなければなりません。大阪府や愛知県などの規則では、受信から25分以内が基準です。
この基準があるので、待機中も担当エリアの外へは出にくく、すぐ出発できる状態を保つことになります。
出動先では、センサーが反応した原因と施設の状況をまず確認する流れです。原因は、誤作動や利用者の操作ミスのこともあれば、不審者の侵入のこともあります。
勤務体制によっては、警備員が1人で現場を確認することもあります。不審者がいるおそれがあるときは、無理に近づかず、安全を確保したうえで基地局へ報告し、警察へ通報する手順です。その場で状況を見極めて動く点が、機械警備の大変なところです。
センサーの誤作動や、施設利用者の操作ミスで信号が送られることもあります。異常が見つからなくても、現場の確認と報告は省けません。
車両で出動する職場では、運転も業務の一部です。担当エリアの道路や施設の位置を覚え、現場まで安全に急行する必要があります。
慣れるまでは、道順を覚えるだけでも時間がかかります。運転に不安がある方は、入社後の研修や、慣れるまで先輩が同乗してくれるかどうかを確認しておきましょう。
機械警備は、巡回や立哨を続ける仕事とは働き方が違います。体力面では、次の点を楽だと感じる人もいます。
ただし、待機中も自由に外出できるわけではありません。
機械警備の忙しさは、担当する施設の数だけでは決まりません。施設の種類や担当エリアの広さ、待機している警備員の人数も関わります。
警察庁の統計では、機械警備の専従警備員1人あたりの対象施設数は、全国平均で127施設です。これは全国の合計から出した平均で、1人が実際に受け持つ施設数ではありません。
参照元:警察庁:令和6年における警備業の概況
出動の多さは統計では分からないので、応募先ごとに確かめるしかありません。
仕事内容から考えると、向いているのは次のような人です。
求人を比べるときは、給与や休日だけでなく、次の点も確認しましょう。
求人票だけでは分からない点は、面接で、1日の出動件数など具体的な勤務例を聞いておきましょう。
機械警備以外の警備も比較したい方は、仕事の種類別に働きやすい警備会社を紹介しているページもご覧ください。
警備の仕事別に「会社の安定性」「年間休日」「待遇」など、働きやすさに注目したおすすめの警備会社を紹介します。
【選定条件】
サンエス警備保障:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・交通誘導警備・雑踏警備……交通誘導警備を扱う7社・雑踏警備を扱う3社の中で、週一からシフト組める会社で、かつ売り上げが一番高い会社としてサンエス警備保障を選出。
・施設警備……施設警備を扱う19社の中で、HPで掲載されている待遇の要素、4項目「有給」「日払い対応」「研修費」の詳細がHP上で明記されているとしてサンエス警備保障を選出しました。
アルソック:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・機械警備……機械警備を扱う8社の中で、年間休日が120日あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアルソックを選出しました。
アサヒセキュリティ:警備保障タイムズが公開している「2022年売上ランキング」の売上100億円以上の企業23社を調査(2023年2月時点)して、
・貴重品運搬警備……23社で唯一貴重品運搬警備のみを扱い、年間休日が111日以上あり、かつ一番売り上げが高い会社としてアサヒセキュリティを選出しました。
参照元:警備保障タイムズ:本紙独自調査 2022年警備業売上高ランキングhttps://kh-t.jp/articles/ranking2022.html